〜化粧品(スキンケア)成分の違いと基礎知識〜
毎日お疲れさまです!
あなたが今使っているスキンケア化粧品、「自分にすごく合ってる!」と自信を持って言えますか?
「何となく良さそう」「話題になっているから」などの理由で買って使ってみたけど、合わなくてまた探す…の繰り返しで何年も経っていませんか?
「化粧品っていろいろあるけど、何を基準に選べばいいの?」
「自分のお肌に合った化粧品の選び方がわからない」
そんな疑問を持っている方に向けて、少しでも化粧品選びの近道になるよう、スキンケアに使う化粧品の基本や成分の見方を、わかりやすくお伝えします!
▶︎そもそも「化粧品」ってなに?
▶︎化粧品の主な成分とは?
▶︎「化粧品」「医薬部外品」「医薬品」の違い
▶︎「原液」ってなに?化粧品?
▶︎スキンケアアイテム別|成分と役割の違い
▶︎まとめ|選ぶ前に「成分表示」を見よう!
化粧水、美容液、乳液、クリームなど、毎日のスキンケアで使っているこれらのアイテムを、まとめて「化粧品」と呼びます。
でも、それらの中身って実はどんな成分でできているのか、ご存知ですか?

乾燥やシミなど、お肌悩みにアプローチする成分。例:ヒアルロン酸、セラミドなど。・基材(ベース)成分
化粧品の「土台」となる部分。水溶性・油性・界面活性剤(水と油をなじませる)などが含まれます。・品質保持成分
防腐剤、酸化防止剤、増粘剤など、品質や安定性を保つための成分。
化粧品の中で、美容(有効)成分が規定量配合されていて、厚生労働省に認可されたものが「医薬部外品(薬用化粧品)」です。

化粧品には、「普通の化粧品」と「医薬部外品(薬用化粧品)」があるよ。
さらに治療に使われるのが「医薬品(薬)」になります。
区分 | 美容成分の配合量(目安) | 特徴 |
---|---|---|
化粧品 | 約1%未満 | 効果効能の表記はできない |
医薬部外品(薬用化粧品) | 約10%未満 | 厚生労働省が効果・安全性を認可 |
医薬品 | 約10%以上 | 明確な治療・改善を目的とする |
例:ナイアシンアミド(シワ・美白)〜5%まで(医薬部外品)
最近よく見かける「原液」。「これは普通の化粧品とは違うの?」と疑問に思ったことがある方もいるのではないでしょうか?
「原液=100%有効成分でお肌に良さそう、効きそう」と思われがちですが、実は「原液」に明確な定義はありません。
メーカーによって内容も濃度も違うため、“原液”という名前だけで判断するのはNG。
→市販されている「原液」は単なる商品名と心得て、必ず成分表示をチェックし、どんな成分がどのくらい入っているかを見るクセをつけましょう。

成分の配合率は企業秘密であることが多いけど、成分表示では配合量の多い順に記載される(1%未満の成分は順不同)ので、目安にしてみよう!
スキンケアに欠かせないアイテムごとに、その成分構成と使い方のポイントをまとめました。
主成分: 水や水溶性成分(90%近く入っているものも多い)
役割: 洗顔後の肌に水分を補い、やわらかく整える
主なタイプ:
・柔軟タイプ:乾燥対策に。お肌に水分やうるおいをあたえることで、みずみずしくなめらかな肌へ
・収れんタイプ:毛穴・皮脂対策に。さっぱりとした使用感(脂性肌やTゾーン向け)
・ふきとりタイプ:余分な角質や汚れの除去に。エタノールを多く含むものが多い
主成分: 水+油+界面活性剤
役割: お肌に水分を閉じ込め、化粧水やお肌の水分を逃がさないようにする
主なタイプ:
・保湿タイプ:水分と油分のバランスにより、しっとりやさっぱりタイプがある
・日中用タイプ:UVカット成分入り。朝のケアに
・ふきとりタイプ:油分や汚れ、余分な角質の除去に
主成分: 油性成分多めで、保湿力が高い。美容(有効)成分の割合が高いものも多い。
役割: 最後の“フタ”としてうるおいを閉じ込める
主なタイプ:
・保湿タイプ:乾燥対策に。保湿効果の持続。夜のケアにも
・部分用(アイクリームなど):目元・口元・首元などの集中ケア
・バームタイプ:特に乾燥が気になる時の密封ケアに
主成分:美容(有効)成分が多めだが、配合量は商品によって様々
役割: お肌悩みに合わせて選び、重点的にケア
主なタイプ:
・導入(ブースター):化粧水や乳液などの浸透力や相乗効果を高める
・肌悩み別:美白、ニキビ、エイジングなど年齢やお肌悩みに応じたケア
・部分用:目元・口元・首元などの集中ケア

原液と同じように、美容液も明確な定義はないから、他のメーカーの化粧水の方が多くの美容(有効)成分が入ってるっていうこともあるよ。
成分表示チェックは欠かせないね。
化粧品は「よさそう」「効きそう」と「何となく」選ぶのではなく、成分表示を見て、自分のお肌や悩みに合っているかを確認することが大切です。
そうすることで、
「化粧品っていろいろあるけど、何を基準に選べばいいの?」
「自分のお肌に合った化粧品の選び方がわからない」
というモヤモヤがなくなっていき、あなたのなりたいお肌へ導いてくれる化粧品と出会える確率がグッと上がります。
まずは今使っている化粧品の成分表をチェックして、あなたのお肌悩みを解決してくれるものかどうかの確認からしてみましょう。

無理せず、楽しく、自分らしく!
一つでも参考になれば嬉しいです!